【お礼と報告】

9月9日(土)10日(日)開催のICTフェスティバル in 広島は盛況のうちに無事終了しました。

イベントの様子は中国放送のニュースで流れ、讀賣新聞にも掲載されました。
来場者数は9日(土)約800人、10日(日)約200人でした。

ご協力いただきました皆さま、ご来場いただきました皆さまに感謝申し上げます。

讀賣新聞9月10日 広島版

毎日新聞9月16日広島版に「NEC難病コミュニケーション支援講座 ICTフェスティバルin広島」の記事が載りました。

10日(日)は会場を 東区総合福祉センターに移して、支援者向けの講習会と、一般向けの機器展示を開催しました。

 

2日間の写真を [Photoギャラリー] に掲載いたしました。

ご覧いただければ幸いです。

 

難病患者や重度障害者のITを利用したコミュニケーション技術を、広く一般の方に知ってもらうために、年に1回、NEC社会貢献室の協賛で開催し、ここ広島では初めての開催となります。

障害があるために一般のマウスやキーボードが使えない人たちが、様々な独自の工夫によってパソコンやIT機器を使いこなしています。

重い障害や進行したALS(筋萎縮性側索硬化症)患者のようにしゃべれない、手も体も動かないために、コミュニケーションがむずかしい人たちがいます。それでも、わずかに動く場所があれば、その動きでIT機器を操作して、意思を伝え、社会と繋がることができる技術があります。眼球のわずかな動きがあれば、透明な文字盤を通して、相手に文字を伝えることもできます。

技術の進歩はめざましく、視線でパソコンを操作する技術は体が動かない障害者にとっては大きな希望になっています。また、今や老若男女が使いこなすタブレットやスマートフォンには、あらかじめ障害者が使いやすい設定が組み込まれていて、障害があっても便利に使っています。

せひ、そのワンダーランドを体験し、知ってください。

 

人はコミュニケーションを求め、必要としています。それは病気や障害があることとは関係のない、人としてあたりまえのことです。

そのあたりまえのことを私たち誰でもがあたりまえにできるような社会であって欲しいと願います。

このイベントを通して、相手に自分の思いを伝え、相手の思いを受ける”コミュニケーション”について思いを馳せ、どんな人とでも

コミュニケーションは取れること、そして取る努力の大切さを実感していただけたら幸いです。  

 

                                                                                     NPO法人ICT救助隊 理事長 今井啓二